パパ猫

パパ猫

同じ風二度とないから樹々の葉の揺れる姿も一度の奇跡

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パパ猫

ほおずきは夕焼け空が人知れず落とす涙の雫なのです

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パパ猫

どこからか風鈴の音聞こえくる風のあること教える天使

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パパ猫

人間はダイヤじゃないよビー玉さ 傷は付きもの味にもなるさ

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パパ猫

子どもらよ入道雲は待っていた 夏の王国 君らのものだ

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パパ猫

暗闇で初めて気づくこともあり昼間は星も見えないように

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パパ猫

夏の音 花火ふうりん蝉の声 祭囃子に君鳴らす下駄

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パパ猫

夏の音 花火ふうりん蝉の声 祭囃子に君の下駄

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パパ猫

自転車の後ろに幼き吾を乗せ必死に漕ぎし母の心よ

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パパ猫

独りよりあんたといると楽なのと君が言うから一緒になった

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