パパ猫

パパ猫

いい色の思い出だけで編み上げたタオルケットにくるまり眠る

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パパ猫

思うとは時空を超える旅のよう 一瞬で着く 焦がれる場所に

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パパ猫

人類の初めの遺伝子体内に燃える夕陽の大地の記憶

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パパ猫

この星は銀河の波打際にある寄せ来る波は星々の音

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パパ猫

黄昏に蝉の鳴き出す弱々とまだ柔らかき体の声で

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パパ猫

日曜の黄昏は少し饒舌に僕に耳打ち希望が大事

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パパ猫

落ちてきた雨の涼しく焼けた肌 傘はささずに濡れて帰ろう

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パパ猫

公園のケヤキいつしか友となり心の通う気のする不思議

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パパ猫

浮かぶ雲 空の描ける絵画なり刻々変わる時の芸術

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パパ猫

遠い秋 稲刈あとのイナゴ獲り 母の喜ぶ顔が見たくて

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