パパ猫

パパ猫

毎朝のおはよう重ねて生きていく思い出なんてならないような

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パパ猫

君は笑う 親子が波で遊ぶのを 君の渚で満たされていた

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パパ猫

君は見る 父子が浜辺に遊ぶのを あなたの渚で満たされていた

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パパ猫

緑葉の縁に連なる水滴は街灯の光それぞれ宿す

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パパ猫

ひさびさの同郷の友より電話あり ふる里訛りを聞く心地よさ

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パパ猫

ひさびさの友から電話 十年の時間持ちより気持ち寄せ合い

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パパ猫

人っていいな生まれてよかったな そう思って死ぬのが目標

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パパ猫

夏至の日の黄昏去りゆく寂しさを消し去りたくて板チョコかじる

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パパ猫

深緑の木立ちを吹きぬけゆく風は色の移りてほんのりライム

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パパ猫

遥かなる月の砂漠を夢見てた 遠い昔の母のオルゴール

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