パパ猫

パパ猫

青空を柄にもないが敬虔なる思いで仰ぐ再生の朝

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パパ猫

お向かいの窓辺の猫はスフィンクス首だけ曲げて僕を見ており

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パパ猫

お供えの花のしなびは気になれど花を葬るためらいもあり

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パパ猫

今日の日をこの喜びを忘れまい未来の糧を手帳に記す

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パパ猫

抱えてた苦しみ息子は吐き出して二人で泣いて笑顔おとずれ

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パパ猫

思い出す産まれ出てきた君の顔 生きる覚悟の凛々しい顔よ

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パパ猫

二千年待っても誰も会いに来ず私はここよ卑弥呼の涙

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パパ猫

日暮れまで私が空を見てるから夜は交代 心を覗かれ

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パパ猫

何食べる? うーんと、お肉! よし決まり 息子と買い出し夕陽の中へ

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パパ猫

月夜なら川で泳ごう鮎となり君の銀鱗とても綺麗だ

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