パパ猫

水滴は菖蒲の色に染められてずうっと花にいたいと思った

閉めきった雨のカーテン開けたなら元気な夏が笑っているよ

夜と昼を遊戯のように繰り返す地球は弾む回転木馬

刈られてたシロツメグサが復活し勝手ながらも心で拍手

ふれあいは心に風が起こること私はあなたの風になれたか

肌を刺す冷たい風も頬なでる優しい風も味わい生きる

駆け回るともだち眺め笑ってる動けない子の心の力

人目ゆえ色には出せぬ想いならせめて刹那の熱きまなざし

雨降れば草は元気になるように心の水遣り少しずつでも

松の木の三羽のカラスが会議中議論白熱明日の悪だくみ

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