パパ猫

パパ猫

背後からカラスに頭を蹴られました 心が妙に傷つきました

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パパ猫

時間という大河に生まれ流れゆく川面の光水底に揺れ

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パパ猫

包丁の鋭さ切ない夕暮れも愛の営み重ねゆくため

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パパ猫

曇っても切れ間もあちこち青空も私の心もそれぐらいでいい

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パパ猫

病院の待合ロビーは窓からの弱光ほのか待つ人を照らし

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パパ猫

入梅の大樹は水を大量にその身に吸い上げ蒼き川になる

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パパ猫

文明の二つの顔は正と邪とミサイルの飛ぶ音が聞こえる

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パパ猫

生きるのが辛いと思えどここはまだ命を懸けた戦場ではない

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パパ猫

草花も生きるは難し溜め息も時には涙も流すのだろう

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パパ猫

できるなら毎月一度会いに来て 君の言葉を胸に墓参り

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