パパ猫

パパ猫

心にも年輪がある一年の少しずつでも成長の跡

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パパ猫

毎朝に水切りしてる洋菊は背のびで覗く子どものように

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パパ猫

名も知らぬ小さな花が笑ってる 咲いてるだけで幸せなのと

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パパ猫

限りある命を生きる今日の日も残り時間は知らないままで

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パパ猫

いつのまに演者が増えた虫の声 アンサンブルを秋夜に奏で

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霧雨に濡れる少女は赤い靴 汽笛の響く港を見つめる

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さらば夏 来年は少し手加減ね 君の悪口聞きたくないから

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パパ猫

三人で取り分けて食べた中華街 二人になるとちょっとキツイね

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パパ猫

秋風が心の中を吹きぬける横浜港を見下ろす丘で

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パパ猫

天と地を静かに繋ぎ降る雨の銀色の糸またたく光

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