パパ猫

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君の住む街に今いる雨雲が深夜に到着僕の住む街

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パパ猫

そびえ立つ再建の天守幕末の焼け落ちるさま瞼の裏に

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ゆで卵失敗しちゃった生過ぎた啜って食べるすごく美味しい

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ほんとうを言葉にしない君だから言葉をつなぐ虚空を読んで

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パパ猫

心には十七歳からずっといる鋭く飢えて空みるオオカミ

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パパ猫

使い込む皮も陶器も味を出す人も同じと簡単に言えず

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パパ猫

懐かしき街を訪ねて思い出す馬鹿な自分がかわいく思えた

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パパ猫

懐かしき学生時代に住んだ街 思い出したは恥の数々

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パパ猫

真っ白な心のキャンバス待つ色の今日はどんな風景描こうかな

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パパ猫

この私何番煎じの出がらしか朝の紅茶のほろ苦き味

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