パパ猫

めぐりくる季節の中で生きてゆく移ろう自然の美を味わって

疲れたら気持ちに合わせひとつだけ選んで読むは賢治の童話

うたたねの人とは知らずすれ違うこともあるかなどこかの街で

心とは自由にならぬ音楽で長調短調勝手に変わる

よき歌を詠おうなんてまだ早い心でいいんだ自分戒め

今はまだ歌にできないこの思いいつか翼をつけてあげたい

教科書で読んだ時からずっといる私の中に謎のクラムボン

華やかな彩り締める鎮魂の三尺玉が真っ白に咲く

咲き誇る桃色淡く百日紅春の桜の面影重ね

ギリギリの心でみんな生きているそれでも詠う明日のために

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