パパ猫

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あの人はベートーヴェンかモーツァルトか言葉の音符自在に奏でる

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校庭を見ているあいつの横顔を見つめる君を僕は見ていた

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辛くとも私は何か信じてる父と母からもらった力

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羊水に浸る胎児の見る夢は海の記憶とまだ見ぬ母と

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街路樹の八重の桜は街燈の灯り透さず淡く陰りて

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心とはひとつの宇宙近寄れず繋ぐは危うい言葉という橋

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青空へ「春」と書きたい毛筆で 何て悪趣味気づいてやめた

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ＡＩが答えたくないと泣き出した心を持ったの？怪しき未来

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太陽は400秒前、月は1.3秒前、君は何秒前の君だろう

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外塀も二階からも垂れる藤 住む人思わす紫の家

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