パパ猫

パパ猫

ひたむきに無心のままで咲く花に僕の弱さを恥じる道端

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パパ猫

月光に浮き彫りになるこの心 愛と悲しみこんなに満ちて

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パパ猫

その人にしか詠えない歌がある あなたの鼓動聞いてるみたい

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パパ猫

旅立ったあなたがくれた置き手紙 真実なのか優しい嘘か

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パパ猫

朧なる大きな満月背にする樹 葉の隙間から光零れる

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パパ猫

地下鉄の階段上がれば風の色秋になってた明日は九月

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パパ猫

美しい貝がら落ちてないかしら朝は心の渚を歩く

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パパ猫

濁りたる運河の水も朝の陽にダイヤモンドのまばゆい光

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パパ猫

寝床には眩しいほどの月明かりスーパームーンに抱かれて眠る

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パパ猫

ノーサイド闘い終えた人たちが夕暮れ歩く優しい顔で

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