三田さくら 三田さくら
三田さくら
三田さくら ため息を集めて飛ばす熱気球ファミマぐらいは行けそう多分
三田さくら 平日の9時から5時を叩き売り飲み干す金の慰労のあぶく
三田さくら 逢えないで過ごす土日の意味なんてただの「金曜その2・その3」
三田さくら 日本語が通じるだけの外国に過ぎないきみのいないこの街
三田さくら 重力のある星だから立っているきみを失くしてなお立っている
三田さくら サヨナラを絵日記に描くクレヨンに「なみだ色」がないです先生
三田さくら 年末の街には色がついている白で薄めた後悔の色
三田さくら 退屈を朝晩二錠飲んでいる胃が荒れぬよう涙も二錠
三田さくら 