三田さくら 三田さくら
三田さくら
三田さくら 街をゆく誰もが誰かの人生でいちばん愛され憎まれたひと
三田さくら 十週で打ち切りに遭う恋愛も『こち亀』の夢をきっと見ていた
三田さくら 性的に興奮をしてゐることが可視的であるをとこよあはれ
三田さくら 無担保で愛してくれた思い出を返してしまう無利息のまま
三田さくら 串カツのソースの池と対峙する人生だって二度漬け禁止
三田さくら 9時間後死んじゃうことを知る由もない叔父さんがくれた「ハイチュウ」
三田さくら 何ヶ月か前にきみが吐いた息かもしれぬ雨に濡れる睫毛
三田さくら 諦めたものだけ常に美しい百十二色の虹が架かるよ
三田さくら 