寒梅

木漏れ日の暖かさとは裏腹に　風に吹かれた冷たい心

夢で会ういつもの世界は偽りで　そこにいる君、貴方は本物？

上の空空気取り合うせまい箱　重ね崩れた笑顔のメイク

濁らせた水槽の中は不可思議で　軽いと沈み重いと浮かぶ

友は去り僕一人だけ別世界　取り残された動かぬ体

誰のため人は歌読み歌、歌う？　届かぬ想い口から零す

残らない僕だけが知る夢の世界　記憶に焼き付く空想の君

炭酸の浮いてく泡を眺めてる　知らずに消えた想い数えて

まぶしいよ僕らここにはいられない　そう言う君が光そのもの

妄想だ僕が悪いの知ってるよ　心に刺さってずっと癒えない

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