屁の河童

今もなほ山に海辺に流離（さすら）へりわが幻の折口信夫

１０代で吉井勇を耽読し人生の道誤りました

宿題のミスを息子に叱られて親の立つ瀬がない新学期

徘徊でまた保護された姑の引取を拒否したい電話口

地図見てた女房がすごく嬉しげに「姨捨山てほんとにあるのね」

地図見て

雨の日にビルの窓から見おろせば青、白、赤と傘の花咲く

間男と妻を縛って埋めました二人の愛よ永遠なれと

お隣はインドの人でナマステと挨拶しながら生ゴミ捨てる

ナイロビのホテルで食ったカバ焼きとゾウ煮の味が忘れられない

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