平見翠玉

平見翠玉

晴れた日に悲しみひとつ傷に触れて語り継げるか

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平見翠玉

空はひとつ海もひとつ世界はひとつ世界は繋がり人も繋がる

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平見翠玉

我が家に咲く花ありて亡き人を思えば天に花の降るらん

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平見翠玉

水田の水面に映る私いて私の心見透かしている

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平見翠玉

土砂降り雨も止まぬときはなし心の雨も止むときが来る

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平見翠玉

我が母は我が故郷よいつでも帰る所の心の故郷

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平見翠玉

赤薔薇は母ピンクの薔薇は私共に寄り添い庭に咲く

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平見翠玉

それぞれの花にはそれぞれの人の思い出あり花を見て思う

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平見翠玉

父の着ていた作業服少し大きめ今は我の野良着となる

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平見翠玉

三年日記去年の同じ日書き忘れ記憶辿り書き出していく

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