春を待つチェルノーゼムは犯されて怒張してゐる赤き欲望

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友好の証としてのジャイアントパンダにだつて白黒はある

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四面楚歌でも大丈夫うしろから聴こえる歌はひどく音痴だ

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川の字になれぬ二人の暮らしにも進みつづける笹舟がある

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自由つてとても淋しい鳩はまたシルクハットの夢を見てゐる

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殴られたやうにゆがんで冬瓜のいのちとしてのしづかな重さ

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アボカドの種をゑぐつて眼窩とは皆に等しい空洞だらう

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寝転んで雲に名前をつけてゆく 一郎 二郎 三郎 アダム

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おつぱいはまあるい花野、わたくしのてふてふ、きみは駄目なてふてふ

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