森山緋紗 森山緋紗
森山緋紗
森山緋紗 風向きが変わった方へ飛んでゆく同僚たちに似ているかもめ
森山緋紗 旅をしてきたのでせうね夕焼けの色にくすんだ岩波文庫
森山緋紗 少しだけ丈の足りないカーテンがひとりの午後を陽だまりにする
森山緋紗 はつ秋に狂つた藤よ、えらさうなをとこをみんな泣かせてみたい
森山緋紗 熱のあるわれに息子はささやけり土星の輪つかを外してあげる
森山緋紗 三日月の端にあなたをぶら下げて忘れることで許さうとする
森山緋紗 もういいかい【同性愛の告白がニュースにならない世界】まだだよ
森山緋紗 花灯り、声から人を忘れゆく まだあのカメラを持っていますか
森山緋紗 