澄水

澄水

死ぬときは青空を見て微笑んで念仏称え往けぬものかと

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澄水

指折って短歌を詠めばそれだけで心の刺も一つ抜けるか

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澄水

言の葉は心そのもの真実を歌う心の三十一文字で

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澄水

ベートーベン「運命」は二度三四度鳴り響けども我は逃げない

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澄水

アスファルト道端に咲く花もあるひび割れた道今日も歩ける

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澄水

皆んないる皆んな私の中にいる短歌に詠んだ仲間のことを

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澄水

いくつもの小径があって散歩へと向かう小径はどの小径へと

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澄水

秋の風何処からとなく吹いてきて蜻蛉眺める我を泣かせる

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澄水

よく晴れた風の無い庭満開の秋の小紅は百日紅かな

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澄水

赤蜻蛉群れて飛びおり台風の過ぎ行く曇り空風の中

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