澄水

澄水

水ぬるむ魚の影が川の中命の印泳ぎ始める

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澄水

快晴のひよ鳥叫び聴きながら丸い夕日は沈んでゆけり

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澄水

冬の雨風に耐え抜き咲きました薺は白く全て捧ぐと(なずなの花言葉、全て捧げます。)

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澄水

畦道を歩いて探す蕗の薹一つ見つけりゃ二つ三つと

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澄水

椿姫伐られた椿花の精僕の心にずっと住んでる

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澄水

薔薇の風紅く染まって香りする真っ直ぐ吹いて廻って揺れて(パウルクレーの絵に)

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澄水

コンチキも神を称える音楽で鉦叩きたしバックビートで

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澄水

菜の花に朝の光が差してきて風も穏やか里の夜明けよ

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澄水

花の色咲いては散って移りゆく出逢いと別れ春に包まれ

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澄水

下萌えす地から緑が芽吹き出す三寒四温空気も緩む

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