葉山きらり 葉山きらり
葉山きらり
葉山きらり 赤とんぼ帰り方を教えてよ我の躰(からだ)ただ寒々と
葉山きらり しょうがいは障害じゃない透明な壁を蹴ってとびこえる秋
葉山きらり 履歴書の文字は少しビブラートそれはそれで美しいんです
葉山きらり 美容室鏡を抜けて会いに行くあなたのデスク引き出しの中
葉山きらり 世界地図シワを広げる手は青く空を映してどこへいこうか
葉山きらり 亡き義祖母玄関先のシクラメン極彩色が「生きなさい」と
葉山きらり 五線譜を我の白いスニーカー黒鍵乗せて弾くラプソディ
葉山きらり 植え込みに置かれた塵取り掬うものなければ希望を掬って下さい
葉山きらり 