強い風髪を抑えた手の指に眩しい光太陽よりも

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台風が連れ去り残った空澄んで山の稜線健やかに伸び

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有り難く二本ある手で抱きしめて鼓動重ねて時を重ねる

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だだ独り風に流れて星を見るいつしか浮かんだ月も1つで

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蒸し暑い涼しい寒いが日替わりの挨拶眺め紫陽花佇む

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カレンダー六月迎え紫陽花の写真鮮やか予定書き込む

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指を折り気持ち押し込む五七五上手く仕立てた事など無いが

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最高の映画見たんだ水までも意志を持ちつつ弾け飛んでた

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爆音で走り続けるオートバイ捕まえるより抱きしめればいい

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カレンダー最後の数字眺めつつめくる痛みはもう何度目か

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