たいた

たいた

変態にみえない人が変態で変態にみえる人も変態

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たいた

いつまでも覚えられない讃美歌を口ずさむやけに白いチャペルで

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たいた

少年はひとりで帰る投石は水面に映る空を歪ませ

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たいた

優しそうと言われて思ういくつかの仕草をどこかで借りてきたこと

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たいた

夕焼けがあまりに夕焼けすぎるから例文未満の告白になる

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たいた

ごく稀に東幹久を語るとき彼女はひどく爪を気にする

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たいた

さりげなく駆け引きをする二人から溢れてしまう波音があり

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たいた

いつまでも若者と呼ばれる村のブルーハワイのような青空

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たいた

存在を意識し始めて教室はわずかに狭くなった気がした

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