だいだい だいだい
だいだい
だいだい 脱いだのを想像させるためじゃなく踏むためにあるブーツは武器だ
だいだい こころにもお休みをやる誰からも踏まれぬように棚に上げとく
だいだい 相棒を見つけ損ねたベガでなく我はひとりのシリウスであり
だいだい 惑星の代表として立ち上がり奪い尽くすやホモ・サピエンス
だいだい 胸の星ひとつ増えると欲しくなるひいきチームの新ユニフォーム
だいだい かの年が水星人の大殺界なれば逝きたり細木数子は
だいだい 殴られて痛いと思うより前に畳の上に鮮血が散る
だいだい 一点の曇りもないと言い切れぬ奇妙な果実が重く垂れおり
だいだい 