てる

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柔らかな冬の陽を食む柊の深緑の棘ひりひり光る

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逢えた日の帰りの影は重くって青信号にも戸惑う夜更け

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雲のない遥かな空の上澄みを光矯めつつ遁げてゆく翳

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濃い霧よ時間を留めてくれないか街灯潤み沈む人影

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愛憂獲をなんか知らんが呟いて月蝕の日の麦酒月色

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