まちこ まちこ
まちこ
まちこ この恋にキリトリ線を入れておく引きちぎられた時の保険に
まちこ Googleの検索欄に君の名を打っては消してまた打っては消して
まちこ 屋根のない青空に弱音を吐く独りになる許可をもらうために
まちこ 蚊の羽音が聞こえて明かりをつけた青春が終わったことを知る夜
まちこ コーラだと思って飲んだコーヒーは知らない異国の味がしました
まちこ 三階の窓から放った紙飛行機が二階の君の机に着地
まちこ パレットの水彩絵の具の落ちにくさ必ず薄っすら黄色が残る
まちこ 夕焼けの糖度を浴びる曼珠沙華見たこともなかったような口づけ
まちこ 