パパ猫

パパ猫

夏の朝 水道水の温かく 仏の水入れ 氷をひとつ

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パパ猫

青空を見つめていると怖くなる心が消えて無くなりそうで

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パパ猫

布団にて父子は何でもない今日を互いに語り眠りに落ちる

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夕涼み蝉の声なき道行けば虫の声する月も静かに

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この国の春夏秋冬一日のリズムの中で生きる歓び

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名を書いた札の縫い付けままならず途方にくれる部屋に夕暮れ

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パパ猫

薄桃と赤紫のサルスベリ競い合わずに引き立て合って

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薄桃と赤紫色のサルスベリ競い合わずに引き立て合って

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家庭科の授業以来の裁縫のネットで学ぶ まずは玉結び

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パパ猫

わたくしは星のカケラで出来ている 瞬き、崩れ 宇宙に還る

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