パパ猫

パパ猫

職場でも学校でもない中間でさまよう心を運ぶ地下鉄

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パパ猫

日々生まるほころび必死に縫っている不器用男のダメな玉結び

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パパ猫

窓灯りひとつひとつが愛らしい明日もいい日になりますように

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パパ猫

南洋の藻屑となりし命よりどれほど幸せそう思えども

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パパ猫

給料日に息子の好きな中華屋へ夕焼けの道二人で歩く

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パパ猫

曙の青とピンクが混ざる空 印象派の絵画のような

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パパ猫

本当は猫に生まれるはずだった手違いあっていまだ馴染めず

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パパ猫

ケータイであなたの嘘を聞きながら心はあの日の潮騒を聞く

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パパ猫

夕暮れの優しい時間もう少し味わってからご飯つくるね

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パパ猫

見えるもの見ずして見えないものを見るそんな恋こそピュアであるかも

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