パパ猫

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家いえの花を眺めて散歩道 喜びいただく有り難きこと

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パパ猫

完全なる自然のつくりし人類の不完全なる理由があるはず

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パパ猫

これほどに人は悲しい顔をするうつむき座る老爺の横顔

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洗濯するの好きなのです。でも空が小さくなるから悲しいのです。

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パパ猫

生活がただれぬように戒める私を叱る人もなきゆえ

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パパ猫

カーテンを開ければ海のような空夏の気配の朝におはよう

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パパ猫

あなたとは遠く離れているけれど照る月ひとつ一緒に見よう

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紫陽花の蕾の粒のいくつかは隠せぬ色を滲ませており

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木漏れ日の落ちる小道に風吹けば光と影がころころ遊ぶ

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パパ猫

目覚めれば小鳥の声も可愛らし いい日になるね水色の朝

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