パパ猫

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同じ朝などないように二度とない今日の私を生きていこうと

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パパ猫

ひさびさのちょっと贅沢赤ワイン心のひだがベルベットになる

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パパ猫

木漏れ日の坂をぐんぐん登ってく君は自分の道を歩き始めた

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東京の住宅地なら仕方なし目を凝らしたら季節あちこちに

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パパ猫

その昔ペンパルなんてあったよね文通だけで恋なんかして

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ここかしこ世界の空でこだまして耳には聞こえぬただ、お母さん

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パパ猫

朝ごとの蒲団に残る膨らみは昨日の私のぬけ殻であり

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パパ猫

ただ生きて目立つことなく地味な道まじめに歩くオヤジは素敵

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パパ猫

ボウリングのガターのような恋だった当たるはずなく球は暗闇に

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パパ猫

滴落つ虚ろなリズム狂おしく二度とは止まぬ永遠の雨

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