
ヤスロウ


早朝に 雨音聴いて 澱(おり)流す 球体の中 沁(し)みわたる声

たまはがね たたき鍛えて 本身出し 耳に響くは 生きた証か

いままでは 残りのための 人生と 澱(おり)を流して 鋼(はがね)むき出す

肉体も 思いも徐々に 衰えて 期限近づく 賞味期間

寒空に 散りゆくだろう 花びらに 千年前の 儚さかさね

先々を 思い膨らむ 不安種 波紋の如く 思い拡がる

テレビ切り 雨音聴きつ 草の香が 鼻腔くすぐり さえずりを聴く

咲き落ちる 足元ツツジ つぼみ萌え バトンタッチなの? 気温だけ初夏
