中原鼠栞 中原鼠栞
中原鼠栞
中原鼠栞 後ろから時間が迫る前に壁もうつかれたな癒しが欲しい
中原鼠栞 静寂のつんとした音、海鳥居溶ける白波かがり火の粉
中原鼠栞 啜り泣き蹲る高架橋下、あははずぶ濡れだよ。帰ろう
中原鼠栞 1時間やっとこ書いたデジタルの履歴書データは消えてしまった
中原鼠栞 最終手段のカルモチン、いや、だめだ。まだだめなんだとそっとしまった
中原鼠栞 楼門で雨と神社とほーほけきょ 傘はささずに鯉とおしゃべり
中原鼠栞 僕の頭の中を覗いてみてよ嫉妬と嫉妬と睡眠欲と
中原鼠栞 心の棘は引っ張れば痛いからなじむまでじわりと耐えてみるのだ
中原鼠栞 