平見翠玉

平見翠玉

今もいつかは思い出になる辛いことも笑い話になる

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平見翠玉

桜の如く散れと褒め称えし国戦火の人々の叫びを聞け

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平見翠玉

偶然に此の地で咲く植物に必然に私は素描する

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平見翠玉

まるで絵踏みする如く貴方と私の言葉噛み合わず

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平見翠玉

無くしたものを探しに行こうきっと何処かで見つかるはず

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平見翠玉

あなたが悲しいとき貴方の側で花が微笑んでいるよ

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平見翠玉

私の友達は小鳥である庭に来て花の密を吸う

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平見翠玉

心を寄せれば死者は共にあり聞けなかったことを追い求め

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平見翠玉

今日も安全運転路線バス人々の笑顔と幸せ乗せて

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平見翠玉

血に惑う民の叫びを聞きラジオからロンドンデリーの歌流れる

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