御影堂 歩 御影堂 歩
御影堂 歩
御影堂 歩 恋に落ちある日突然さようならちょっと待ってよ穴の上から
御影堂 歩 いつだって木から春が落ちるのは一瞬 天にペルセウス座が
御影堂 歩 停電がこのまま続けばいいのにと思わなくもないそんな星空
御影堂 歩 天球を横切り流れるものがありふたたびそこに落ちるものとは
御影堂 歩 もう二度とやってこないだろうこの春は肩をすぼめて冬へと歩む
御影堂 歩 アキレスの踵に刺さった金の矢が抜けずにそのまま冬へと歩む
御影堂 歩 アスファルト一人歩きのクリスマス見ざる着飾るイルミネーション
御影堂 歩 恋の花もう用済みだ散ってゆけ ただ……一枚だけもらっていくよ
御影堂 歩 