海紀亜

僕はなにを云っているのか届かない才より叶う恋がほしいか

あなたに手が届かず無力を握り締め夜を殴ってる無音の叫び

人類が滅んだ後もこの式は絶対正しいそれが嬉しい

僕が生きた証なんて無いでも実は変わることがない生きた事実は

この指とピアノは夏の花を描く争いのある世界のなかで

笑いたくないのに笑う胸の中であなたの名前を繰り返してる

平凡な色の夕焼け　燃えなくていいのかそんな日もあるのかな

さあ笑え叫べよ叫べもう黙れ今度は泣けだと? もう疲れたよ

年ごとに誰かの言葉を借りないと泣くことすらも出来なくなった

空白を空白だとも思わずに生きてゆくのかこの人たちは

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