満月しじま 満月しじま
満月しじま
満月しじま 風船に吹きこむものが息でなく愛であったらよかったのにね
満月しじま なにもかもなかったことにしたくなる秋夜はそばにいてくれないか
満月しじま 決別の語を吐く僕と泣く君の間で香るキリマンジャロは
満月しじま 死ぬことを恐れるように我想う あなたがほしいあなたがほしい
満月しじま 三時間待っていたのに「今さっき来たばっかり」と言えるのが恋
満月しじま ふと風に秋を感じることがあり秘密の恋を抱えなおすの
満月しじま 「どうしても忘れることができません。忘れた方がよいのでしょうが」
満月しじま 燃え盛る焔を抱いているのです 泣いても消えぬほどの焔を
満月しじま 