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澄水
澄水
君の名は春の夜の夢朧げに月の精なら月子ならんと
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澄水
澄水
春の夜の檸檬のような月浮かぶ月の精たる君と見ている
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澄水
澄水
月の精宿りし我は夜空見る時には母の無い子のように
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澄水
澄水
月詠みの孤独な我に月宿り仄明るきか心の中も
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澄水
澄水
あの日見た甚平鮫は大きかり見上げる君と僕は小さき
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澄水
澄水
微笑んで死なばいかなる淵なれど我真実を生きたかりけり
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澄水
澄水
空無神も仏も言葉ドーナツの穴始めにぞ言葉のありき
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澄水
澄水
白鳥が二羽チェロとクラリネットで奏でる優美サンサーンスの
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澄水
澄水
月詠みの我の心に住まいしは月の精なる月子さんなり
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澄水
澄水
青白き昴何時でも風の中導いてくれ我の航路を
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