
秋吉諄


終わらない歌を唄おう 長い夜の底を撫でればそこから朝焼け

MUSIC FOR LIVING 俺という詩に息継ぎのための栞を

「トリケラトプスに触りたい」と唄うきみの指から広がる宇宙

歯車の合わなくなったオルゴール「I love you」をただループする

訪れることのない春 音ズレのごとく涙は今更 なんで

やさしさに厳しい人が泣いているベッドルームポップを聴く夜

「雷を鳴らしにゆこう、音楽に行けない場所はない」って、言って

ラヴ・アンド・ピースをクソが唄ってら 言葉は好きで意味は置き去り
