羹鱠

羹鱠

雪に咲く 森の椿に 添ふるなら 君にぞあはむ あけの晴れ衣

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羹鱠

ふり積もり 遠き山際に 凍つる葉も 歩み進めむ 知るもなくとも

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羹鱠

ふりつもり 遠きやまぎ

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羹鱠

君に逢ひ 君に惹かれて 君思ふ 霧の夜半にも 色もえなまし

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羹鱠

舞うも散るも 知らぬとちぐさ 落つるなら 好みこのまま 風のまにまに

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羹鱠

色秘めて 奏づ琴音を 知らずとも 萌ゆる春芽と 逢はんと思ふ

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羹鱠

筆をとり 年の輪ひとつ また加え 君の歩みと ゆく我が身かな

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羹鱠

染め薫り ときと過ぐるる 一年(ひととせ)を 思ひ慕ひて 君とあいゐる

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羹鱠

風望む 過ぐる思ひに 空も葉も ときと流るる 色かはりけり

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羹鱠

雪もふり 小春に咲き出 山茶花の 香る暦を ときと思ふや

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