 花農家
            花農家    花農家
 花農家
            花農家     花農家
            花農家    農作業 終えて湯船で泥流す からだもこころも 綺麗になあれ
 花農家
            花農家    送信を 押すことのない LINEの文 書いては消して くりかえしてる
 花農家
            花農家    日差し浴び 花に水やり 生き生きと われは干からび 枯れゆくままに
 花農家
            花農家    三日月も 満月もみな同じ月 ただ美しく 輝きつづけ
 花農家
            花農家    安酒を バカラのグラスに 注いでみる 二十二年の 記念の祝杯
 花農家
            花農家    詠み人の 肺活量よ 強靭なれ きれいな風の 続く限り
 花農家
            花農家    朝起きて 天井に蜘蛛 這っていて 私を救いに 来てくれたのかと
 花農家
            花農家    愛情も 憎悪も苦悩も 通り過ぎ 何故かあなたに また恋をした
 花農家
            花農家    