詩季

詩季

幾千のプロセスを経てここにいる二人で種まく庭は涼しい

0
詩季

これ以上触れてはだめと光彩は優しく諭す五月のシャボン

0
詩季

始まりと終わりがなくていつだって半端な僕と溶け合える空

0
詩季

海鳴りは夜を曲がってたどり着く孤独な誰かの寝言を連れて

0
詩季

メロディは途切れて続くおさらいで彼の右手が紡ぐ「ふるさと」

0
詩季

ふるさとの入り海に立ち風つかむ「昔ここに」と言う日の遠さ

0
詩季

サイレンが渦巻き夜半ひしと指絡めて僕らは祈りになった

0
タイトルとURLをコピーしました