諏訪灯

遅れてる時計の針を進ませる指から飛び立つ透けた三分

おさなごがいつも以上に笑わせる夫婦げんかのあとのリビング

大人には見えない友もいたりして子どもの世界は境目がない

疲れ果て現実逃避がしたいとき手に取る本はいつもおんなじ

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