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野歌りん
野歌りん
健やかな世界の端でわたしたちなめらかに呪詛を吐き散らした
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野歌りん
野歌りん
君の血と私の血とが針先で混ざり合ってる苦しみさえも
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野歌りん
野歌りん
思いがけず母校の前を訪ねては初恋の欠片を見つけてる
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野歌りん
野歌りん
うさぎ小屋が寂しくなった代償に花があること馬鹿馬鹿しくて
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野歌りん
野歌りん
深夜二時 浜辺の砂を踏みしめて故郷の寂しい波音を聴く
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野歌りん
野歌りん
その夜はあなたが護ってくれたから安心して私は眠れたよ
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野歌りん
野歌りん
動かずに冷たくなっているうえにかつてはあなただった、それだけ
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野歌りん
野歌りん
君の涙が伝い落ちアスファルトにぶつかったら熱がじゅわりと
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野歌りん
野歌りん
映画かよ タップダンスが聞こえてる これから恋が始まるのかな
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野歌りん
野歌りん
あなたに飽くことなどないと思っていたのに不思議だって微笑む
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