野歌りん

野歌りん

靴下の中に住んでるその色は君がベッドの上だけで見る

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野歌りん

今日はもうなにかがだめでベッドに入って眠ることすら下手だ

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野歌りん

きらきらと言葉が身体に降り注ぎ清められていく思いがする

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野歌りん

夏の匂いを含む風が髪の隙間を吹き抜けるような気持ちだ

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野歌りん

君の声が鼓膜を揺らし涙腺を揺さぶってくる 早く逃げたい

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野歌りん

指鉄砲で君の心を撃ち抜いて硝煙をふっと吹き消してみる

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野歌りん

私だけ世界から取り残されたようにゆっくり欠伸をしてる

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野歌りん

破裂する君の囁きが聴きたい 波打ち際で答え合わせを

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野歌りん

すぐそこに鬱の終わりが来ているよ グロテスクなハイと一緒だよ

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野歌りん

対岸にたぶんあなたが立っていて私を招く仕草をしてる

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