雪乃助

雪乃助

あの猫は風鈴の音に似ていたと気が付いてから三度目の夏

0
雪乃助

喉元に熱さをとめるあなたから貰った飴がゆっくり溶ける

0
雪乃助

無いよなと思いながらも徒歩5分 地元の本屋を裏切れずいる

0
雪乃助

星と呼ぶには大きくて太陽と呼ぶには淡い月の思い出

0
雪乃助

いま虫を殺しましたよ明日には僕だったかもしれない虫を

0
雪乃助

晴れたねと入道雲を見送って空を見上げる向日葵と君

0
雪乃助

静脈の赤より動脈の赤へ君はなんにも知らないんだね

0
雪乃助

来世ではヴィトンの財布にレシートを溜めないような人になります

0
タイトルとURLをコピーしました