扉あき人が粒々押し出され電車の産卵ホームの川へ
題『川』 にて
ありがとうございます。夏休み最後の夜を詠んでみました。
題『宿題(テーマ詠)』 にて
真っ白のノートが笑う真っ黒な顔の一家が総がかりの夜(よ)
題『宿題(テーマ詠)』 にて
憂鬱な吊り革の手とまぶた射す朝日で充電まだ水曜日
題『自由詠』 にて
すだれからお邪魔しますとすり抜けた風とじゃれ合うくつ下とシャツ
題『自由詠』 にて
旅人に道を聞かれた星たちに聞いておくれよ君行く道は
題『行』 にて
いつか見た光無き街鎮魂の祈り続けるイルミネーション
題『イルミネーション』 にて
病室のベッドから見る街路樹のクリスマスの灯次は一緒に
題『クリスマス』 にて
照れるから日頃の思い箱に詰め微笑み色のリボンを結ぶ
題『感謝(テーマ詠)』 にて
ごめんなさいもうしませんと詫びる父背中が波を打つ母の前
題『もう』 にて
コメントをもっと読み込む