アプリからの通知に気付く午後十時君のハピバに顔青ざめる		
	
	
		
			題『から』 にて		
	
		
		
			ずぶ濡れで重く張り付く裾のごと君への未練絡みつく夜		
	
	
		
			題『重』 にて		
	
		
		
			空焚きのヤカンが真っ赤に踊ってるゆらめく青い舞台の上で		
	
	
		
			題『自由詠』 にて		
	
		
		
			三つ編みの転校生と目が合ってふぅっと深く呼吸が弾む		
	
	
		
			題『生』 にて		
	
		
		
			西日射す狭い部屋でも幸せと選んだ二人昭和に恋して		
	
	
		
			題『部屋(テーマ詠)』 にて		
	
		
		
			別れ際月が綺麗に丸いからただそれだけで君にキスした		
	
	
		
			題『きっかけ(テーマ詠)』 にて		
	
		
		
			キラキラとうかれた街の真ん中で膝を抱えた透明な僕		
	
	
		
			題『町・街』 にて		
	
		
		
			実る穂に足跡つけて走りゆく色なき風は髪も揺らして		
	
	
		
			題『秋(テーマ詠)』 にて		
	
		
		
			泣き顔で逃げたトイレの落書きに笑顔で生きろと背中押される		
	
	
		
			題『自由詠』 にて		
	
		
		
			目覚ましは決まった時間に鳴るけれど殻を破って生きたい今日は		
	
	
		
			題『けど・けれど』 にて		
	
					
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