清涼飲料水古き音色と透ける青さに人待ちぬ
題『飲』 にて
遺骨収集減り遺族は待つ南十字星の彼方
題『星』 にて
流れる雲は何処へ行くのだろうか銀河に生まれ散る
題『自由詠』 にて
終末期看とりて穏やかに逝きし人これも介護の務めと
題『終』 にて
子を持たぬ選択ありと人それぞれの生き方ありと思えたリ
題『子ども』 にて
君の手紙川風に乗り来たる緑陰に橋が隠れたり
題『みどり・緑』 にて
少子化でも今年も夏祭り法被着て子供御輿担ぐ
題『法』 にて
新緑の中少し遅れて君と距離置く永遠はあらねど
題『色を読み込んで』 にて
昭和は遠くなるとも平和のため戦争を語り継いでいこう
題『語』 にて
正規職の頃はバブル期残業続き定時帰宅なし
題『定』 にて
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