笛の音が 三度鳴りし時 靴紐を 結び直した 睦月の午後に
題『サッカー(テーマ詠)』 にて
アディショナル ここで全てを 覆す 空費が奇跡に 転じ始める
題『サッカー(テーマ詠)』 にて
ゴールまで 流れるような 軌道が見えた あのトラップから 俺は英雄になった
題『サッカー(テーマ詠)』 にて
幼子(おさなご)が 描きし多彩な 抽象画 値千金(あたいせんきん) 我が家の家宝
題『家』 にて
一目惚れ 一緒に住むなど 夢の夢 今同じ家 同じ部屋に居り
題『家』 にて
想像で 空のキャンバスには 雲で描(か)く 心模様で 象(かたち)変われり
題『雲』 にて
浮雲(うきぐも)を 食べてみたいと 駄々こねる そんな我が子に 買った綿菓子
題『雲』 にて
東雲に 黒く集(つど)いし 汝等(いましら)に 足一つ多ければ 吾(わ)は磐余彦(いわれびこ)
題『雲』 にて
月輪(がちりん)に 雲が掛かりし その様は 団子の肴に なりにけり
題『雲』 にて
六花(むつのはな) 頬に舞い降り 流れゆく 雲ひとつなし 青鈍(あおにび)の空
題『雲』 にて
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