波打ち際、犬は駆けるよ砂の上 遥か沖には白い船影
題『犬』 にて
自動ドア開いて触れる冷房に一瞬だけいる都会の砂漠
題『冷』 にて
七夕の夜空見上げてため息をひとつこぼした君の横顔
題『七夕(テーマ詠)』 にて
コンビニのドアが開くたび吹いてくる風がこの街のどこかと繋がる
題『自由詠』 にて
猫と居て楽と感じる膝の上、微睡む午後の陽だまりの中
題『楽』 にて
サラダだけ頼む君見てダイエット? 聞けずにポテト追加する夜
題『サラダ(テーマ詠)』 にて
やわらかな水面に映る空の色、遠い記憶の青に溶けゆく
題『水』 にて
暑すぎてヘッドホンから流れる歌も都会のノイズに溶けて消えそう
題『暑・熱』 にて
熱帯魚、水草の陰隠れいて僕の瞬き見つめるばかり
題『暑・熱』 にて
七夕の空見上げれば面影が今もこの胸焦がし続ける
題『七』 にて
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