暗くなり 雷が鳴り キャーと言い カーテンの揺れでも感じる台風
凍てつく窓 君が勧めた角砂糖 やさしい甘さ ぬくもる心
カラフルなかけらをまとう水風船 まぶしい笑顔の君が大好き
純愛と言ってくれたあの人の 思い出今も 心の灯火
突然の別れの悲しみ うらはらに 安らかな寝顔（かお） 羨ましくも
三文字で 父を表現させられて 「キモイ」と答える 真顔の娘
寒いね！と 騒いでくっつき幼子と 布団にくるまる 遠い思い出
あちこちへ飛び出すピン球追いかけて ひたすら壁打ち 新一年生
向かい風 漕いでも進まぬ小学生 涙溢れる 春のビワイチ
おしゃべりも勉強しても ふて寝でも 過ぎてゆくのは同じ時かな
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